第20回俳句・川柳コンテスト入選作品発表
言葉で世界を描きとめた秀句、笑句の名作選
このコンテストは、宮下時雨氏(公益社団法人俳人協会山梨県支部支部長・日本現代詩歌文学館長振興会会員・ 山中湖俳句の館風生庵支援協議会理事長)の協力を得て、厳正な審査を執り行いました。 ※敬称略
俳句部門
金賞
まなうらに赤富士確と旅納め
銀賞
蛍狩り闇の中よりわらべ唄
十階の露天風呂富士の木の芽風
銅賞
今生の色を尽くせり冬紅葉
富士仰ぎ妻と連れ立つ花野かな
朝の日を隈なく集め彌生富士
入選
夜桜に二胡の調べのはるかなり
富士五湖の桜の便り絵日記に
紅梅をてらす灯篭ぬれている
雪解富士間近な宿を思い出に
車椅子落花を肩に富士仰ぐ
娘と歩く手を引かれ見る冬紅葉
お茶室へ続く木橋と枯木立
琴の音の苑の小径や風花す
富士遥か湯の香の宿に秋惜しむ
紅葉且つ散る裏富士のくつきりと
川柳部門
金賞
赤始めいくつ名を持つ富士の山
銀賞
海獣館?いやいやここは露天風呂
観光地ここ外国かと錯覚し
銅賞
旅があるだから元気で生きられる
女子旅は2泊で写真2千枚
貴賓室目指して投稿3回目
入選
もう食えない言いつつ釜飯空っぽに
金よりも大事な愛がある老後
どや顔の雪解け富士も魅力的
月光を砕いて入る露天の湯
貴賓室体重3キロ持ち帰り
湯も食も富士を見ながら御満悦
大家族車乗る度まず点呼
つつがなく女にお召し替えの宿
ダイエットなかなか出来ない鐘山苑
仲居さん同郷と知り話沸く
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